Real Clothes

Real Clothes 1 (クイーンズコミックス)

Real Clothes 1 (クイーンズコミックス)

地味な女の子が、合わない服飾の世界で働いて垢抜けていくシンデレラストーリーだろう…ぐらいに思っていたんですが、読んでみると予想外に深かった…。仕事なのか恋なのか、という女性最大の?命題に向き合う話。『働きマン』とか『ホタルのヒカリ』系の雰囲気もあるかも、主人公のキャラクターはぜんぜん違うけれど。面白すぎて4巻まで一気に読みました。

どちらも両立させている人もいるけれど、やっぱり家庭と仕事どちらにも100%を注ぐことは難しいわけで、どうしても50:50とか、30:70とか、相応の比率になってくるんだと思う。時間も体力も限られているから…。そうなったときに、どちらに重きを置くんだろう?あるいはどちらかを失わなければいけないのか、というのは…中々結論が出そうに無い。

最近会社の先輩が続々と結婚退職したり、婚約したりしているから、なおさら考えてしまいます。わたしのインストラクターも、結婚の意志を固めました、ということを課長に話したらしい。同期の女の子も、彼氏と結婚したいなーとしきりに口に出している。23歳…大抵の友人はもう24歳になっている。春になると25歳になるひとも出てくる。もうそんな話をしててもおかしくないけど何だか現実味がなくて…。そろそろ自分の人生設計、たとえば結婚したいのかとか、地元を離れてもいいのかとか、子どもを持ちたいのか、とか、考えはじめなくてはとは思っているんですが。…でもとりあえず今は目の前の目標数字で精一杯…でもそれで、クリアしても、また次の目標があって…その先になにがあるんだろう。…お金?人に認められること?自己実現?わからないや。日々におわれているうちに、あっという間に春になるんだろうな。

「仕事することはやめない!ぜったい!それは、怖いから。働いてないと不安だから。私は芯のしっかりした強い人間でも、会社でかけかがえのない個性のある人間でもない。自分の食い扶持を自分で何とかする力がなくなったらもう、人として立ってる自信なくすから」