パパとムスメの七日間

パパとムスメの7日間

パパとムスメの7日間

暇な機内で読んでいた本。あまり頭を使わないで済んで、単純に笑えて明るい気持ちになれて、ドラマを観たので結末もわかっていて安心できる本です。

お話はよくある男女入れ替わり譚。現代版とりかへばや物語…。47歳の化粧品会社(本社は銀座。名前からしても資生堂がモデル??)に勤めるパパと、都立高校に通う16歳のムスメの身体が入れ替わることによるあれこれの問題を、明るくさらっと描いています。

わたしはドラマのほうを先に観たのだけれど、これは新垣結衣のハマリ役だったと思います。ごく普通の女子高校生役ということで、演技の必要がなかったかもしれないけれど、舘ひろし演じるパパとの絡みも秀逸で、今まで観た新垣結衣出演作の中では一番よかった。

これ、最後にはもちろんもとの身体に戻るのだけれど、その後の二人の関係性があんまり変化しないところが、押し付けがましくなくて良いです。何か大きな問題が起きたとしても、人と人との本来の関係って、実はそんなに変わらないんじゃないかと思うから…。