チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

これもGEOにて580円で入手した戦利品。ティム・バートンに、ジョニー・デップヘレナ・ボナム・カーターといつものメンバー勢揃いです!ヘレナは、こういうちょっと寂しげなおかみさんっぽい感じが似合うんですね…。

世界一おいしいウォンカ・チョコレートの工場を見学できることになった幸運な五人の子ども達のお話…ですが、ティム・バートンらしいブラックジョークに満ち溢れていて、かなり毒気がある映画です。冒頭のチョコレート工場の内部のシーンは、『スウィーニー・トッド』の冒頭にそっくりでした…トラウマになりそうなあのシーン…。

ジョニー・デップ扮するウィリー・ウォンカ氏の奇人っぷりがツボにはまりました。オカッパ頭に、ファンデーションでも塗ってるのかと思えるぐらいやけに綺麗な肌質、やけに白い歯、そしてニヤニヤ笑い…。ウォンカ氏は子どもが嫌いみたいで、自己紹介しようとする子どもに、「あっそ。名前なんてどうでもいい」と言い放ち、ガム好きの子どもに「ガムなんてキライ。キモいから」と一蹴。超ブラックでエキセントリックな奇人なのですが、それが楽しくて楽しくて…。

気になったのは、チャーリーがチョコを買い求めるシーン。落ちてる10ドル(?)か何かを拾って、てっきり交番に行くのかと思いきや、そのままチョコを買ってしまったので ええー!…と思ってしまいました。日本的な感覚だと警察→落とし主現れる→落とし主がウォンカさん!とか、そんな感じなのだろうし日本の子供向けのお話って大抵そうなってる気がするけど…これはお国柄の問題なの?

全体的に、何も考えずに観るには楽しい映画でしたが、ウンパ・ルンパピグミー族をモデルにしているらしい)のダンスとか、歌とか、そのあたりは冗長的でちょっと疲れてしまいました。