ダ・ヴィンチ・コード
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
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小説自体はずっと前に読んでいたのだけれど、こないだGEOに行ったら、DVDが580円で売っていたので思わずゲットしてしまいました。…でも、もうすぐ『天使と悪魔』の公開に先駆けてTV放映するらしいですね…残念。
小説は、話題づくりだとか、色々言われているけれど、わたしはすごく楽しんで読めました。真偽のほどはよくわからないけれど、並び替えやらフィボナッチ数列やら、絵に隠された謎やら、なるほど…!というところが多くて、夢中になりました。もともとわたしは、翻訳小説があまり好きじゃなくて、できる限り読まないようにしているんですが、でもこれに関しては文章が論理的で客観的なので、あまり翻訳の違和感を感じませんでした。
それで、映画を観てみたんだけれど…うーん…。原作→映画 のパターンのときは、いつもあまり期待しないで、イメージの補完のつもりで観ています。ハリーポッターなんかもそう…どうしてもわたしの貧弱な想像力ではどうにもならない部分を映画に埋めてもらう感じ。だったのだけれど、今回もそのとおりになりました。映像は美しくて、特にルーブルの描写なんか凄く綺麗だったのだけれど、でも原作のほうがずっと面白いです。二時間半以上もあるので間延びするし、決定的なシーンの場面でもふーん…という感じになってしまうし…酷評されてたみたいですがそれもわかる気がする…。
原作のほうは、最後にラングドン教授とソフィーがくっつくんですが、映画ではそういう描写はありません。映画『天使と悪魔』は、原作ではラングドン・シリーズの一作目にあたるのでソフィーは出てきていないのでしょうが、映画版は「ダ・ヴィンチ・コードの続編」と銘打ってきているので、ここでソフィーとくっつけると次作にも出さなきゃいけなくて…とか、そういうあれこれがあるのでしょうか…。
見所はオドレイ・トトゥ様の白シャツ・黒スカート姿でしょうか!髪型なんかもシンプルだけど知的な感じで良かったです。『アメリ』の人と同一人物とは思えないぐらいでした。