ハンサム★スーツ THE TV

ハンサム★スーツ THE TV [DVD]

ハンサム★スーツ THE TV [DVD]

映画とは違うバージョンみたいなのだけれど、観てみました。ブ男を超イケメンにかえるスーツをめぐる物語。初っ端からエンディングが想像できるような、御伽噺のようなお話なのだけれど、深いことを考えずに声をあげて笑えました。

しかし、ブ男のままの祐太郎がバスに乗っているとき、ちょっとぶつかっただけでチカン扱いなのに、谷原章介の姿になった途端、同じ事をしてもキャーキャー言われるとは…。まさに、「セクハラは何をしたかではなく誰がしたか」という感じでした。
谷原章介の容姿をあらわすとき、「イケメン」ではしっくりこなくて、やっぱり「ハンサム」って感じがするなぁ…わたしが好みかどうかは別として。最近ハンサムという言葉自体が失われてきた感じがするから、それも新鮮でした。


人は見た目じゃない、中身だ、とは言い古されてきた言葉だけれど、でも、祐太郎の言うとおり、見た目も良くなければ中身を見て貰うのも難しいよな…と思う。しかし、この言葉を都合よく発する人は、大抵見た目に全く気を遣っていない人が多い。昔、河合塾のCMで「学歴なんて関係ない。東大出てから言ってみたい。」というのがあったけれどまさにそんな感じ。
楳図かずおの漫画やディズニーのアニメだと、美少女はいい人で、醜女は心まで醜い、と相場が決まっていて、それもなんだかなぁと思うけれど…。そういえばディズニーの『ノートル・ダムの鐘』では、結局カジモドはジプシーの美女とは結ばれなかったな…。